ファスティングマイスターですが、好きな食べ物は「唐揚げ」です。
ファスティングマイスター学院で講座を受け、ファスティングマイスター検定に合格し、取得できる資格。
数あるファスティングの資格の中で、一番歴史があり現在も広範囲で活動する分子整合医学美容食育協会が認定。
分子整合医学とは、スタンフォード大学教授でノーベル賞を二度受賞したライナス・ポーリング博士が提唱した医学である。
「断食」と聞くと、皆さんはどう思いますか?
最近はヨガが流行っている。というより流行り切った感もある今日この頃ですが、ヨガから断食の世界に入ってくる女性が意外にいます。キレイで意識高そうな人が多いです。
ちなみに、うちの母に断食の話をすると「宗教の勧誘」みたいな顔をします(笑)
同じ意味合いなのですが「断食」でなく「ファスティング」と言うと、少し興味を出す。そんな母の健康管理のために、僕はファスティングマイスターの資格を取得しました。
この記事を今読んでいただいているあなたも、実は毎日プチ断食を行っています。
「断食」を英語にすると「fasting」で、「朝食」を英語にすると「breakfast」ですが、これは「break(破る)」「fast(断食)」といったニュアンスです。
皆さんも、前日の夕食から睡眠を経て翌日の朝食までの間に小規模な断食を自然に行っているのです。
断食と聞くと「何日も絶食状態で大変そう…」と思うかもしれませんが、断食のやり方も大小様々で実は身近なものだったりします。
イメージは人それぞれですが、少しでも断食に興味がある方に僕は伝えたい事が、辛い断食なんてしなくていいので、断食精神みたいな部分だけでも頭のどこかに入れていって欲しい。
日本は今、年金問題・少子高齢化など色々と先が心配になることがあり、皆さん「なんとなく」で昔より「日本は今後、大丈夫なのか?」みたいな気持ちが出てきていると思いますが、実は「食」についても心配になることが既に起きています。
これはあまり顕在化されていない事かもしれませんが、皆さんが知っておかなければならない事です。そんな事が法的にも知らない間にシレッと進んでいる状況なので、まずはその辺りからお話したいと思います。
キムキムは素敵よ!
目次
「食育基本法」ってご存知ですか?法律です。
いきなり「断食キムキムはひねくれている」と思われたかもしれませんが、なるべく簡単に危険性を伝えたいから身を切る思いでこの表現をしている、と思っていただけると幸いです(照)
実は、2005年7月15日から実施されている食育基本法。
この法律が制定された目的は、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことが出来るようにするため、食育を総合的・計画的に推進することにあります。
凄くキレイな表現でお伝えすると、この様な感じです。
- 生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの
- 様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること
こういった「法」の文章は小難しく、読む気が失せる様に作られている気がしてならないですね。また、とにかくキレイに物事を言っているが、実は結構すごい事が書かれていたりします。
僕の性格がひん曲がっている様に聞こえるかもしれませんが、そんな事より皆さんに少しでも伝えたい事があります。
この「食育基本法」を性格がひん曲がったファスティングマイスターなりに翻訳してみると以下になります。
- 生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの
(え?知らないとかありえないよ!頭・モラル・身体の基本だからね!) - 様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること
(まとめてここでは伝えきれないけど、世の中には蓄積されると害になる「食」が売られているって事を知り、その「食」をあなたが自分で選んでいる現状を把握してそれを辞めて、不健康な状態を脱出できるようにして、更にそれを子供にも教えなさい!)
そして一番気を付ける部分は、これらは法律なので守ることが国民の義務であること。
- 遺伝子組み換え食品
- 環境ホルモン
- 残留農薬
- 食品添加物
これらは「食の量産のための効率化」や「量産した食の保存」のために使われているものなので、一概に悪と言えない部分もあります。
しかし、健康のためには出来る限り摂取し続ける事は避けたい。が、現代では100%避ける事は、自分で農業を始めないとできない事です。

こちらの『「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる』の著者である秋山龍三さんは、自分で畑を持ちそれを食べる生活を続けていたのだが、なんと70歳の時の人間ドックの結果で体年齢が20代だった。
この事は病院内でも話題となり、その後「日給3万円払うので身体を調べさせてください」といったことになったらしい(笑)
つまり、現代を生きる僕たちはいかに気を付けていても、蓄積されると害となる有害物質を100%避ける事はできないので、ドンドンと気づかぬうちに体内に溜まっていってしまう状況なのです。
便利な世の中になった代償とも言えるこの状況。
これにより、昔は無かった「現代病」という名の病気で悩んでいる人が増えたが、一旦あまり難しく考えず「溜まってしまったら身体から出すことが出来れば問題はない」と考えましょう。
それができるのが、断食(ファスティング)なのです。
スーパーで売られているから「安全」と単純に考える事をせず、日本国民は自分自身や家族が食べるものを取捨選択していく義務がある。
「現代病」は「現代の食」が深く関係している

でも、いわゆる「病気」も「生活習慣病」も原因は「食」の影響が大きいのです。
現代は24時間のコンビニ・ファーストフード・安くてうまいチェーン店などで溢れていますね。
正直に言いますが、自分の事を知ってもらいたくてまずはファスティングマイスターとかアピールしている今日の僕も、明日の僕も、これらは好きです。
安くてうまいは最高ですもんね。
しかし、これらはまさに先ほどお伝えした、蓄積されると害になる「食」にあたる部分なので、なるべく避けたい有毒物質(強めに言うと毒)が入っている状況です。
ちなみに、こういった有害物質の一番危ない部分は「軽視してしまう」部分です。
有害物質を知らず知らずのうち体内に取り込んでいても、短期スパンで見ると特に異常は感じないので意識しづらいのですが、長期スパンで見ると確実に少しずつ身体の不調として姿を現してきます。
また、日本は食の欧米化が進み、先ほどの写真の様に「高カロリー・高脂肪」な食品ばかり食べやすい環境で、ドンドンと必要な栄養素を摂りづらい状況になってきています。
その結果、昭和から生きている僕の感覚としては、以前よりもガンで亡くなる方が凄く増えた様に感じるし(僕の身内もそうでした)、不妊で悩んでいる方も凄く増えたと思うし(僕の友達もそうです)、僕が小学生の頃は花粉症なんて言葉も耳にしなかった(僕自身が小学生の頃から花粉症で医者に原因不明と言われ仮病だと思われていた)。
ガンの死亡数
不妊治療の支給実績

定不妊治療支援事業6 」( 以下、「特定不妊治療支援事業」という。)を実施しており、支給実績は平成16 年度からの10 年間で約9倍となっている(表2-2)。
都内のスギ花粉症推定有病率の推移


都内のスギ花粉症推定有病率は過去の調査における推定有病率に照らし、今回の調査でも増加している傾向が伺える。調査対象とした3区市の推移についても、おおむね同様の傾向が伺える。
僕自身がガンだったり不妊で悩んでいる訳ではないので、体験談として断食でこれらが治るとは言えませんが、これらに「食が関係している事」は間違いないと思います。
不妊についてはファスティングマイスター学院でも話に出てきますし、以下の様に妊娠したい前にファスティングを挟むと妊娠しやすくなったというブログもちょいちょい目にします。
めーっちゃ簡単にまとめると、
良い食べ物をただ単にに摂ることが良いかと思いきや、
逆に
・食事を一度ぬくことで体の免疫力を上げ、
・一度空っぽになった体に良いものを入れてあげること
が妊娠継続への手助けをするみたい
また、花粉症(その他のアレルギー症状も含む)については、断食により症状が軽減することは僕も体験済みです。
肥満症・高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した病気ではなく特に内臓に脂肪が蓄積した「内蔵脂肪型肥満」が原因です。
こういった内臓脂肪型肥満により、様々な病気が引き起こされやすい状態を「メタボリックシンドローム」といい、どこか「オッス!俺!メタボ!」みたいに軽く扱われている気がします。
「高」脂血症、「高」血糖=糖尿病、「高」塩分血症=「高」血圧、「高」体重=肥満。
すべて「高」がついている病気ばかりである。さらに近年は「高」のつく「食べすぎ」病である「メタボリック・シンドローム」に、日本人の中年男性の2人に1人が悩んでいる。
医学博士の書籍でもこの様に言われています。
注目すべき部分は「高」が付く病名がたくさん並んでいる事です。
「低」ではなく「高」です。
足りないのではなく、足り過ぎている状態。
つまり、摂取し過ぎと言う事です。
四六時中考えている訳ではありませんが、僕は僕なりに日本の未来を心配しています。
そのうちの一つとして、日本の健康保険制度は破綻するのではないか?って話なのですが(※これはただのうけうりです)、日本人の医療費は毎年増え続け、2011年のデータだが年間35兆円を超え税収は41兆円で、国債発行額は44兆円で国債の累積額は1000兆円を超えました。
額が大きすぎて意味不明ですよね。。
これを個人の家計に置き換えてみると、年収410万円の家庭で医療費に350万円使い、生活が出来ないから1年間で440万円の借金をしてしまい、そんな生活を続けていたら借金の総額が1億円になってしまった。と、いう状況なのです。
今は、僕の話ではないよ。
そんなこんなで(2011年のデータなので消費税5%の時ですが)政府は消費税を上げる。5%の消費税で集まってくる税収は10兆円だったので、消費税を10%にしたところで10兆円しか予算は増えません。
こうなっても恐らく僕たちは、買い物を控えたりするだけで日本の景気はドンドン悪くなり、税収は更に落ち込むんではないかと思います。
それよりも35兆円の医療費が半分になれば17兆5000億円の出費が減るし、毎月の医療費が減ればその分を買い物などに使う様になりますし、その上、健康体が手に入るのです。
では、どうすれば医療費を半分にできるか?
一番簡単な方法は、食べ過ぎで起きている病気が多いので「食べ過ぎない事」ですね。
また、「食べるものを選ぶ」という事も大切ですが、あまりに細かく考えても先ほどお伝えした様に有害物質を100%避ける事は現代では難しいですし、細かすぎる人になっちゃうのも正直面倒くさいと思います。(程度にもよりますが…)
つまり、多少(毒素が)入ってきちゃう事は今の時代は仕方がないと割り切り、「入ってくる事を知りながら、出すことを実行すればいい」 。
それが、断食(ファスティング)なのです。(2回目)
現代病は文字通り「現代」に多い「病気」であり、私たちが「過去」と比べて大きく変わったのは「食」です。
高カロリー・高脂肪な食品を摂取し過ぎなため、現代病には「高」がつく病気が多い。
断食(ファスティング)は、体内の毒素を出すことが出来るので、有害物質を100%避ける事が難しい現代人には必要な行為。
「プラスの健康法」と「マイナスの健康法」の考え方
僕たちは健康について考えると、まず「栄養が足りないかもしれない」と考えるが、現代人は仕事に追われていたり一人暮らし世帯が多くなっている事から、食事で栄養があるものを摂るのは難しく、結果サプリメントなどに頼ることが多い印象です。
「プラス」の健康法
サプリメントなどで栄養補給をすること自体は間違いではないとは思いますが、それよりまずは摂る食事の「量・質・時間」を気にする事が大切です。
食事の量
最近は「食べ放題」などのお店が増えてきていますが、胃の大きさはコブシ1~2個ぐらいの大きさで筋肉で出来ている為、食べ過ぎているとドンドンと大きくなり満足できなくなります。
本来は咀嚼(そしゃく)した時に、コブシ1~2個分になるぐらいの量を意識するべきです。
食事の質
日本人は日本食が一番合う遺伝子になっているので「マゴワヤサシイ」食事を意識して行くべきです。
- マ:豆類、納豆、豆腐、味噌、大豆など
- ゴ:ゴマ、ナッツなどの種子類
- ワ:わかめ、昆布などの海藻類
- ヤ:野菜類
- サ:魚(小型の青背魚類)いわしなど
- シ:シイタケ、なめこなどのキノコ類
- イ:イモ類、ジャガイモ、サツマイモなど
食事の時間
1~2時間 | 野菜(イモ類は除く) |
---|---|
4~6時間 | 肉・魚・卵などのたんぱく質 |
6~8時間 | 白米・麺類・パン・イモ類などの炭水化物 |
胃でかかる消化の時間は食材により異なりますが、この時間をなんとなく覚えて就寝時には胃が空っぽの状態にして寝てみてください。
簡単に試せることですので、是非実行してみてください。寝ている間に消化に追われないので、翌朝スッキリと目覚める事ができます。
「マイナス」の健康法
ここまでにお話させていただきました「プラスの健康法」については、意識して行っている方々も多く感じますが、これだけだと身体に溜まっている有害物質を排出することは難しいです。
摂り入れる考え方(プラス)だけで、排出する考え方(マイナス)ではない為です。
いくら良質な食事を心がけていても、現代では有害物質から100%逃れる事は難しいと先ほどお伝えしましたが、この入ってきてしまった有害物質を出すという考え方が「マイナスの健康法」です。
では、どうやって排出するのか?
それが、断食(ファスティング)です。(3回目)
- ダイエットと食の「量・質・時間」の見直し
- デトックスをして身体の機能を正常化させる
①ダイエットと食の「量・質・時間」の見直し
最近「断食(ファスティング)」と聞くと、大概はダイエット目的で行われています。
食を断つことにより体重を落とすのは簡単ですが、間違えた断食は健康被害を被る可能性がありますので注意が必要です。
例えば、水だけで断食を行ったり、単一の野菜や単一の果物だけで断食を行ったりすると、活動するためのエネルギーが足りず、一時的に体重は落ちて痩せたように感じるかもしれませんがリバウンドする可能性が非常に高いです。
正しい断食を生活に取り入れていく事が大切ですが、それがプラスの健康法(栄養を摂る)とマイナスの健康法(断食)と両方を行う事です。
②デトックスをして身体の機能を正常化させる
「断食(ファスティング)」と聞き、ダイエットの次に多い目的がデトックスです。
現代人は食の欧米化や運動不足により、デトックスをうまくできていない人で溢れています。
体内に毒素がたまると栄養の吸収率も下がり、身体や肌にも影響が出てきます。
また、体内に有害な毒素が一時的にたまっても身体の機能は正常に動きますが、長年蓄積されたままだと徐々に病気に発展してしまうのも毒素の怖いところです。
こういったことが、先ほどお話した以下の事に繋がっています。
その結果、昭和から生きている僕の感覚としては、以前よりもガンで亡くなる方が凄く増えた様に感じるし(僕の身内もそうでした)、不妊で悩んでいる方も凄く増えたと思うし(僕の友達もそうです)、僕が小学生の頃は花粉症なんて言葉も耳にしなかった(僕自身が小学生の頃から花粉症で医者に原因不明と言われ仮病だと思われていた)。
また、昔は耳にしなかった事で言うと「メタボ」だ(数年前まで僕も予備軍だった)。
–‐ 中略 ‐–
断食・キムキム話を「昔は耳にしなかった事」で戻すと、「メタボ」ですね(数年前まで僕も予備軍でした)。
その為、定期的に断食をおこなって腸内環境を整え、ちゃんと栄養素を吸収できる身体を作り、体内の毒素を排出していく事が大切です。
プラスの健康法については、TVなどでも見る機会があり意識が高い人が多いが、令和時代に生きる僕たちはマイナスの健康法の大切さを更に知っていくべき。
有害物質から逃れる事が難しい時代だからこそ、マイナスの健康法である断食で体内の毒素をデトックスして、身体にリセットをかける事が大切。
断食が起こす「11個の効果」と「その流れ」を知る
それを行うと「何が起きるのか?」は、ある程度知っておきたいですね!
- お腹が「グーグー」なりモチリンが出る
- グレリンが出て若返りがスタートし出す
- サーチュイン遺伝子が遺伝子をスキャン
- 内臓脂肪が燃焼し血管の大掃除スタート
- 脂肪細胞から毒素が出て好転反応が出現
- ケトン体が発動し脳がスッキリし始める
- 汗では出ない有害ミネラルをデトックス
- 傷ついた細胞を探し細胞の修復が始まる
- 肺をキレイにし酸素の供給をスムーズに
- 腸内環境をリセットし免疫力をUPさせる
- 健脳効果による学習・記憶・高度な思考
ここでは断食を行うとどのような事が体内で起きているのか?この流れをお話していきたいと思います!
なんとなくで結構ですので、断食中にどのような事が体内で起きているのかを把握しておくと、断食をしている最中に想像が膨らみ楽しく継続しやすくなります。
他にもあるよ・・・
①お腹が「グーグー」なりモチリンが出る
断食を行い食べ物が流れてこないと、小腸は「モチリン」という消化ホルモンを出します。
このモチリンは胃を収縮させることにより、胃にまだ残っているかもしれない食べ物を小腸に送り込もうとしているのです。
これを「空腹期収縮」というのですが、実はお昼前の会議中などに鳴り出すお腹の「グーグー」という音の正体はこれです。
②グレリンが出て若返りがスタートし出す
モチリンによりお腹がグーグー鳴った後でも、食べ物が入ってこない状況が続くと胃袋から「グレリン」というホルモンが出てくるのです!
ちなみにグレリンは英語の「glow(成長)」が語源で、僕たちに食欲を出させるのが仕事です。
また、グレリンは成長ホルモン(若返りホルモン)を分泌させるので、これのお陰でドンドンと魅力的に若返るのです。
③サーチュイン遺伝子が遺伝子をスキャン
またの名を、延命遺伝子や長寿遺伝子と呼ばれているんだぜ!
老化もガンも遺伝子の異常が原因と言われていますが、サーチュイン遺伝子は空腹の状態で活性化して、体中の遺伝子をスキャンし傷ついているところをドンドンと修復し始めます。
サーチュイン遺伝子の主な働き
- 活性酸素の除去
- 代謝のコントロール
- 遺伝子の修復
- (※)テロメアの安定化
(※)参考:生命の不思議“テロメア” 健康寿命はのばせる! – NHK クローズアップ現代+
④内臓脂肪が燃焼し血管の大掃除スタート
なかなか燃えないのが内臓脂肪なんです。
そんな内臓脂肪は断食中にグリコーゲンを使った後に燃えだします。
この時に、脂肪細胞から奇跡のホルモン(※)アディポネクチンが分泌され、体内の血管を掃除して身体を若返らせてくれます。
(※)参考:「やせホルモン」と呼ばれる「アディポネクチン」って何? | はじめよう!ヘルシーライフ | オムロン ヘルスケア
⑤脂肪細胞から毒素が出て好転反応が出現
脂肪細胞の中の有害な細胞間情報伝達分子
- TNFアルファ:糖尿病になりやすい
- アンジオテンシノーゲン:高血圧になる
- パイワン(PAI-1):血栓ができる
断食によりこれらは脂肪細胞から出て、尿や便として排出されます。この際に、好転反応が起こることがあります。
⑥ケトン体が発動し脳がスッキリし始める
体内にケトン体が増えるとα波も増えるという研究結果があり、これにより「脳がスッキリした」「集中力が上がった」と感じることになります。
ケトン体には脳を鎮静化する働きがあり、断食を行うと興奮がおさまるという研究結果もあります。
⑦汗では出ない有害ミネラルをデトックス
また、消化酵素が増えると代謝酵素が減り、消化酵素が減ると代謝酵素が増えます。
普段の僕たちは80%は消化酵素に使っている状況ですが、断食により食べ物の消化がなくなることにより代謝酵素が増えます。
このお陰で汗をかいたぐらいでは排出されない細胞内に入ってしまった有害ミネラル(水銀など)を細胞外に排出し、血液中にいた有害ミネラルは尿などで排出され身体の中がドンドンと美しくなっていきます。
⑧傷ついた細胞を探し細胞の修復が始まる
たんぱく質は皮膚・筋肉・消化管ホルモン・酵素など、身体を構成する種類は10万種以上あり、細胞の中にはひとつひとつに傷ついた所を探して修復する(※1)HSP(ヒートショックプロテイン)が備わっています。
(※1)参考:ヒートショックプロテインで元気に! | はぴばす | 株式会社バスクリン
どうしても修復できない場合は、アポトーシス(細胞の自己死)に導き、マクロファージ(白血球の一種)が処理をします。このたんぱく質を総合的にサポートするたんぱく質を(※2)分子シャペロンと呼びます。
(※2)参考:分子シャペロン 日本生物物理学会 ~生物物理について~
断食を行うとHSPは増加し、傷ついたあらゆる細胞を活発に修復してくれるのです。
⑨肺をキレイにし酸素の供給をスムーズに
酸素が体内をたくさん巡ることで、一つ一つの細胞が活気づきエネルギーを生み出す力が大きくなります。
断食中は肺の細胞も修復し酸素の供給をスムーズにしてくれます。
⑩腸内環境をリセットし免疫力をUPさせる
腸は善玉菌(良い菌)・悪玉菌(悪い菌)・日和見菌(多い方に味方する菌)といて、断食を行うことにより腸内環境が整うと、善玉菌が増えてきてますので日和見菌も味方をしてくれます。
腸内環境が整うことで血液がサラサラになり、血液が運ぶ酸素と栄養が細い毛細血管をスルスル通って身体の隅々まで届くので約60兆個の細胞がドンドンと元気になっていきます。
⑪健脳効果による学習・記憶・高度な思考
(※)BDNF(brain derived neurotrophic factor:脳由来神経栄養因子)は、長期記憶の形成に深く関わっていると言われています。
(※)参考:脳活性化×チョコレート | みんなの健康チョコライフ
脳内のBDNFが増加し、神経伝達のメカニズムが改善することにより様々な健脳効果をもたらすのですが、定期的な断食やカロリー制限を行うとBDNFが増える事が米国国立老化研究所によって報告されています。
また、医療の世界では、BDNFが自閉症・痛風・歯周病・神経疾患病治療に注目されています。
聞きなれない言葉まで使ってしまいましたが、、
見慣れない人まで使ってしまいましたが、、
現代は色々と便利になり、戦後と違い食の飽和時代に突入しております。
一見、昔と違い食べ物が豊富で「食べ物に困らない状態」ですが、冷静にふたを開けて見ると、食の影響により現代病が盛んになり「食べ物で困っている状態」です。
こんな時代だからこそ、プラスの健康法だけでなくマイナスの健康法が必要です。
僕は単純に「痩せたい」という気持ちから、お金も掛からないし断食を始めてみた流れでしたが、その結果「身体が新品」になる効果を感じ、ファスティングマイスターにまでなり最近不調を抱えている4段腹の母親に断食を説いています。
もし、この一生続きそうだった長い記事をここまで読んでいただいたのであれば、うちの母親とは違いあなたは十分に断食に興味がある状態です。
以下の記事では、Step⓪で「断食の代表的な3つの効果」についてお伝えし、それ以降のStep①~③で「あなたも今から断食を始める事が出来るようになる内容」をお話しております。
■断食Step
「知って、見て、選んで、すぐ出来る!」

断食は、ダイエットと健康の為にお金を掛けず、むしろエンゲル係数を下げながら出費の断食までできます。
最終的には「外見(脂肪)・内面(毒素)・生活(浪費)・考え方(マイナス思考)」が無くなっていき、よりシンプルな状態に寄っていきます。
是非、断食Step⓪~③を見ながら今日からでも、マイナスの健康法である断食を始めてみてください。
以上。
